ナツハゼがどのように自生しているか、実際の姿を見るために近くの山に行って来ました。
一人ではどうしても見つけられず、半ば諦めていましたが、当日は村内在住の宮田先生にご案内いただけるという幸運に恵まれました。
(1)大小多くのナツハゼが自生していました。
(2)見分け方で一番確実なきめては葉っぱの形、色、表面のざらつき(感触)でした。とくに素手で感触を探ると確実に分るようになりました。触らないと類似植物との見分けがほとんどできません。
(3)成木は高さ2〜3m位でしたが、根元から次世代の幹が0.3〜1mくらい数本生えているものが多いです。若い苗に隣接して古木の跡が良く観られました。ということはイネの分蘖(ぶんげつ)に似ています。
(4)日当りの良い場所に自生しているナツハゼは実をつけているものがあるが、日当りが良くない場所のナツハゼはほとんど実をつけていませんでした。
(5)野鳥に食べられて、野鳥のお腹を通ってからフンとして落とされたタネが芽をだしているようです。そのため、山の尾根に沿ってナツハゼが自生していることが多いと言われています。